2018年12月18日火曜日

日本三大杉美林魚梁瀬の千本山、お留山の、魅力を伝えられないジョニー山中

冬の雨は、嫌いじゃない。
冬の乾いて張り詰めた空気を少しやわらげてくれるから・・・
そして、うちのシイタケを育ててくれるから・・・

メルヘンの国の住人、ジョニー山中です。


樹齢200年を超える魚梁瀬杉の切り株とジョニー山中

さて、今回は、高知県馬路村の魚梁瀬にある千本山に行ってきた。

千本山は、魚梁瀬杉の産地。

高知県で杉と言えばまずこの魚梁瀬杉が頭に浮かぶ。

秋田杉、吉野杉と並んで日本三大杉美林の一つであり、高知県の県木に指定されている


魚梁瀬杉


 豊臣秀吉が洛陽東山佛光寺に大仏殿を建てる際に、当時の土佐藩主・長宗我部元親が献上したことからもその杉の大切さがうかがい知れる。

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馬路村?魚梁瀬?

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ちなみに、馬路村は「うまじむら」、魚梁瀬は「やなせ」と読む。

馬路村は、ゆずドリンク「ごっくん馬路村」や「ゆずぽん」の特産品を作っている村である。
さらに木材加工品「MONACCA」という商品を創り出している。
この「MONACCA」は、アメリカニューヨークの

MOMA「現代美術館」

でも売られているという事らしい。たいしたものである。

馬路村、「ばろうむら」ではないので、そこはよろしく!

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魚梁瀬、千本山までが遠いんだこれが!

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さて、この高知県馬路村、魚梁瀬地区の千本山は、高知県の東部、安田町(やすだちょう)、または、奈半利町(なはりちょう)から、川をさかのぼってゆくこと車で約1時間半、魚梁瀬地区の登り口から登る。

馬路村魚梁瀬地区の千本山の登山口までは、馬路村の中心部からは1時間ほどかかる。

馬路村に入れば、時々千本山の道案内板があるので、迷うことはないだろう。

ごっくん馬路村の工場や、馬路温泉がある地区から、川をさかのぼりながらさらに山道を進う。

小さなトンネルを越えて、
いったん北川村に入り、二又地区を進み、魚梁瀬ダムを過ぎ、魚梁瀬ダムのダム湖沿いの道をさかのぼれば、魚梁瀬地区。

ダムによる水没のため、集落全体が、丘の上に引っ越した地区だ。

その地区からさらにさかのぼり、やっと、登山口到着。


登山口には駐車場があり、トイレもある。


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日本三大杉美林魚梁瀬の千本山、お留山の、魅力を伝えられないジョニー山中

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早速登山開始、千本杉山頂まで標高差約500m。
コースタイムは約3時間。

千年橋、という橋をわたればその先に、「橋の大杉」という巨大な杉。

1周6.8mという巨大な杉である。

ここは登山口駐車場からすぐの場所。

車で来てすぐに見に行ける場所なので、山を登らない方もぜひ訪ねてみて欲しい。

登り口はこの橋を渡って

森の巨人たち100選に選ばれた「橋の大杉」

橋を渡ってすぐなので登山じゃなくてもここへはすぐ行ける



***橋の大杉に見送られて、魚梁瀬杉の千本山への登山開始***


そこから、しばらくは、高知の登山道では珍しい、木道と階段で、200mほどの標高差を登る。

木道とは、さすがに木の産地、ということか。ところどころ朽ち始めているので、ちょっとスリリング!


尾根筋まで出たら、そこからは、比較的ゆるい登り。
親子杉、鉢巻き落としなどを通過し、1時間半ほどで、展望広場。




木の道は、雨の日滑りそう

行きは見つけにくいが人が通り抜け出来るこんな大木もある

展望広場からは、魚梁瀬ダム方向の展望が見られる。

展望広場の木製の展望台は、2018年12月時点では、老朽化のため、登れない。登らなくても、展望台の手前から同じ景色が見られるので気にしない、気にしない。

展望広場から魚梁瀬ダムが見える。

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展望広場を過ぎて千本山山頂に向かう。
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展望広場を越えてしばらく進むと、千本山山頂の手前にある
尾根をさけて右にまくトラバース(横道)になる。

アンテナのある場所を越えたあたりから
しばらくは、足場があまりよくない道が続くので、注意が必要。


アンテナの下を過ぎる。

再び、尾根にでると、道は良くなる。

ただし、ここからは標高差100ほどの、このルートにしては急坂の登り。

小さなピークに登れば、そこから2つの小さなコルを越えて、千本山山頂に到着。


小さなコルを越えて山頂に向かう




千本山山頂で記念撮影するジョニー山中

山頂には、広場のようになっている。
眺望はあまりない。近くに名のある山もないので、まわりを眺める楽しみもないと言えばない。

そういう意味では、この魚梁瀬の千本山は、ピークハントの山ではない。

その行程にある、自然林の魚梁瀬杉と朴木(ほうのき)を楽しんでいただきたい山である。

帰りも同じ道を戻る。



道は分かりやすく広い



千年橋が見えてきた、もうすぐ到着。



千年橋に帰ってきた。

***魚梁瀬の千本山に、魚梁瀬杉の大木が残ったわけ。***

この千本山に杉が残った理由は、ずばり「不便な場所だった」から、とのこと。

明治の時代に入り、藩のお留山だった魚梁瀬の森は、一部民有化された。この時、民有化されたのは、魚梁瀬地域の下流地域の、運び出しに便利な場所から。

千本山は魚梁瀬地区でも奥のほうにあり不便な場所だったため、みんなが欲しがらなかった、といのが、この千本山に魚梁瀬杉が残った理由とのこと。



***魚梁瀬の千本山、お留山の、魅力を伝えられない理由***


この魚梁瀬の千本山は、樹齢250年ほどの見事な杉の林が続く。

魚梁瀬杉の特徴は、樹高が高く枝ぶりが小さいため、一般の杉よりスマートである。

ところが、この魚梁瀬杉、特徴の樹高が高く枝ぶりが小さい
特性も相まって、写真にとると、小さな杉木立に見えてしまう。

おとな3人くらいでないと周りを囲えないくらいの大木なのに・・・
普通の樹齢30年くらいの杉林の写真になってしまう。



樹齢200年越えの周りが6m近い杉の木だが、写真にとると、なんかすごくスマート。

杉のスケール感伝わらず



写真の技術のなさを情けなく感じるジョニー山中である。

とにかく、展望広場まで、特に危険な場所はないし、尾根に出てから、展望広場までのルートは、坂らしい坂もないくらいなので、行ってみてほしい。

「えー、杉林でしょ~」

という既成概念を壊すくらいの魚梁瀬杉の立派さ、美しさは、その場所に行ってみないとわからない。




ただ、遠い(笑)




というわけで、ジョニー山中は、おうちに帰らず
馬路温泉でお泊りをすることにする。

→ ごっくん! 馬路村工場見学でジョニー山中泣く!? につづく。

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参照WEB:エコアス馬路村 http://ecoasu.co.jp/
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嗚呼、ジョニー次はどこに行くのか?

旅に出よう 今日の体重87.4 kg by Johnny


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